/
/
「山手西洋館」を見終わって、外人墓地の脇を元町に下りる。
横浜・元町商店街もクリスマス。
明治の初め頃(明治元年:1868年)には居住者も増え、
当時は日本には珍しい「喫茶店」「ベーカリー」「洋服店」が軒を並べ文明開化を支えた。
その後、時代は進み1970年代に流行したファッションスタイル「ニュートラ」に対し
「ハマトラ(横浜トラディショナル)」が商店街のキタムラ・ミハマ・フクゾーなどにより創り出され、脚光を浴びた。
・
「anne-monnet」:セーター、Tシャツなど、ニットの専門店 |
「STAR JERELRY」:オリジナル・ジュエリー |
「See's CANDIES」:USA直輸入手作りチョコレート |
「CHARMY TANAKA」:ジュエリー&ウォッチ |
「喜久家洋菓子舗」:古き佳き味・・・懐かしくも新しい。
“創業したのは、まだ横浜に居留地があり、山手に多くの外国の方々が住んでいた頃です。
そこにお住まいの奥様方から頂いたレシピを基に、ヨーロッパ仕込みの喜久家のお菓子が出来上がりました。”
と、店のHPにある。
最近は一本裏通りが人気らしい。
フランス料理 レストランウエディング 「霧笛楼」を過ぎると・・・
「グリーン サム」:ハーブと魔女の人形ばかりあるお店!
・・
元町商店街をウインドゥ・ショッピングの後、懐石割烹「元町
梅林」に。
あの黒澤明監督が生前贔屓にしていた店で、2時間のコースで全部で20数品出る。
雑誌に紹介されたり、TVのうまいもの番組に出たりしている店だ。
お運びさんの丁寧な挨拶から始まり、最初に出されたのがなんと“いなり寿司”!
小鉢が次々、刺身のど〜んと大きな桶盛り。
とにかく次から次へと出てくるので食べるのに忙しく、酒を飲む暇が無い。
酒、と言っても“日本酒”は出羽桜と土佐鶴の2種類だけ。
逆に焼酎は“森伊蔵(3万5千円)”を始め、ずらっと揃っている。高級焼酎ばかり。
但し、コースにストーリーが無く、グラタンは出るは煮物は出るは滅茶苦茶。
餅類が3種類も続いたしこのキンメダイに煮物のあたりで、もう、いいや、となってしまった。
途中、女将も挨拶に見えるが、ステーキ、エビフライ付きのコースのお客様の大半は完食できず、
残りを持ち帰ってもらっている、と言う。
武蔵丸さんも全部食べきれませんでした、と言っていたが、ホント半端な量じゃない。
“釜飯”は当然食べられないので、一口だけ取ってもらってあとはお土産。
結局、コースの半分は“おみや”になってしまった。
女将の方針だそうだが、しかしなぜここまでこれでもかこれでもかと文字通り「食べ切れない」ほど出すんだろう?
お運びさんも、女将自身かなり食べる方です、そして私たちの賄い食も、もっと食べろもっと食べろと言います、
とのことだった。
料理は少ない量を、適度に食べるから美味いので、次から次にこれでもか、これでもかと出てくると、
最後には味も何もわからなくなりました。
初めての人を連れてきて驚かすには向いているかもしれませんが、TVの「大食いコンテスト」のようで、
決して上品な店とは思えません。
※