2007.3.10(土)8時出発。

晴れていれば左、相模湾越しに“大島”が、そしてこの「西湘バイパス」の正面に“箱根連山”が見えるのだが。


箱根大涌谷(おおわくだに)は40万年前の火山活動の名残り。

駐車場に車を置いて登り出す。うっすら雪化粧だ。


約3100年前、神山が箱根火山最後の噴火である大規模な水蒸気爆発を起こし、
その北面のこの斜面一体が爆裂火口の跡で、噴煙をあちこちで上げている。

硫黄の臭いがすごい。
登り口に「喘息の人、心臓に疾患がある人などは立ち入らないように。」と言う意味の立て札があった。


遊歩道を登った一番上にある「黒玉子茶屋」。
大涌谷特有の酸性熱泥で玉子をゆでる。


これが有名な「黒玉子」。小さい玉子が6個で500円。
皮は真っ黒になる。
1個食べると7年寿命が延び、2個で14年、3個食べると死ぬまで生きられる!


玉子を買うと、観光客は茶屋の前のこのテーブルで、すぐ食べる。


茶屋のすぐ前の、大涌谷特有青緑の酸性熱泥でゆでるのだ。



箱根へ来て、今冬初めて雪を見た。

火山ガスは大部分が水蒸気だが、ほんの僅か硫化水素や二酸化炭素等の有毒ガスも噴出している。
硫化水素は微量だと硫黄のような臭いがするが、濃度が高くなると臭わなくなり、
その代わり呼吸困難になり、酸素欠乏で死に至る。

ヒメシャラの木立の中の「箱根ポーラ美術館」。
企画展「ドガ、ダリ、シャガールのバレエ 美術の身体表現」をやっていた。

総数約9,500点におよぶコレクション。中核は、19世紀フランス印象派やエコール・ド・パリなどの西洋絵画400点。
常設展をはじめ、そのコレクションはとにかく超有名画家のものばかり。


館内のレストラン「アレイ」。
白で統一された広い空間。窓外に、冬木立が見える。
これは“御殿場地鶏の香草焼き”。



私はやっぱりしっかりと肉。
グリーンサラダ・パン・コーヒー、
赤ワインソースで半日かけてじっくり煮込んだ“ビーフシチュー”。

しかし量が少ないナー。
やはり化粧品のポーラの美術館だし、客は圧倒的に中年女性が多いので、男には物足らない。

「ミュージアム・ショップ」:

モネとセザンヌが気に入ったので、ここでその絵葉書を買った。
次の写真が、それ。


モネ:「国会議事堂、バラ色のシンフォニー


セザンヌ:「プロヴァンスの風景


カフェ「チューン」がB1にある。
ここも良い雰囲気だし食後のお茶とケーキでもと思ったが、止めた!


その代わり帰り道の「大磯プリンス」の“滄浪閣”の前にある蕎麦屋で“ざる”と“おろしそば”で3時のおやつ。
ランチが上品過ぎて足りなかったので・・・。

ボソボソではなくつるっとして、歯ごたえがシッカリあるそばだった。
ちょうどそばを食べ終わる頃、“そば湯”を持ってきてくれる。
早くもなく、遅くもなく、このタイミングがうれしいね。

「初夏の平塚海岸」に続く

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