「湘南平塚七夕祭り」
前日・前夜の飾り付けから当日の様子まで。
ご注意ください!開催期間の固定化が決定されました!
2009年の第59回から以後毎年「7月の第一木曜日を初日とする4日間」、
つまり“木・金・土・日”と固定されました。
そのため従来必ず7月7日が開催期間に入っていましたが、今後入らない年もあります。
第56回:2006年7月6日〜9日の模様
七夕の飾りは、半年ほど前から各商店が今年の“出し物”を倉庫などで準備をはじめる。
飾り付け用の支柱は何日も前から着々と建てられていくが、秘策を凝らした飾りは祭り直前までしない。
JR東海道本線「平塚駅」前の、この商店街(旧東海道)が祭りのメイン・ロード。
右から斜めに出ている支柱の真中辺に鳶の人が作業をしている。(開催2日前)
太い柱の骨組みをやっている下を、平気で車は走り、
そしてその上で、鳶の人は平気で仕事をしている。毎年お馴染みの光景。
祭りが始まるとこのメインの通り及び周辺、縦横を走る何本もの道路は全て通行止めになる。
あっちもこっちも支柱だらけ。祭り当日、通りは見物人で溢れるかえる。
いよいよ開催日の7月6日午前0時。
メイン・ロードは一般車両通行止めになり、クレーン車で竹飾りの搬入・取り付けが始まる。
道路のあちこちで取り付け作業。
組み立てをしながら、慎重に吊り上げられていく。
7月7日を挟んで前後5日間の祭りだったが、今年平成18年から4日間に短縮された。
竹飾りはここ中心部で約500本。
平塚市内全体(ここの他、市内あちこちの商店街の飾り:一般家庭の庭先の竹飾りは数えず)で約3000本。
友好都市:高山市・花巻市の飾りも並ぶ
毎年“特選”の「滝口カバン店」。
“特選”は他に、例によって「平田人形専門店」「うなぎの川万」。
各商店、店頭の飾り付けは大きなもので制作期間は半年以上、総額数百万円。
飾り付けは祭り終了後、旧暦で七夕祭りを開催する日本の各都市に買い取られてゆく。
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子供達は飾りよりも目当てはこちら。
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この綿菓子、1.200円! 母親も大変だ。 | |
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広島風お好み焼きと書いてあったが・・・。 | |
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こちらは“道頓堀”とあった。 | |
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珍しく、インドの人の露天。 「キーマカレー」セット:500円 「タンドリーチキン」1本:300円 「アゲナン」150円 |
七夕祭り中の観光客の動向 |
平日の午前中: | 比較的空いているので市内あちこちの幼稚園や車椅子の方のグループ。 |
平日の午後: | バス・ツァーの人達が意外に多い。 |
平日の夕・夜: | 女子高校生等の浴衣姿ががぜん増える(浴衣姿は近隣からも) |
土・日の日中: | 急激に混み出す。迷子も増え、アマチュア・カメラマンも急増。 |
土・日の夕・夜: | 最高潮。飾りに灯りが入り(これは平日も)ビールは売れ、露天の売上急上昇。 |
昼と違い、飾りに灯が入るとぐっと大人の雰囲気になる。
活発な商業力に裏づけられた日本一といわれる竹飾りの豪華さに特色がある。
期間中は竹飾りのコンクールをはじめ、パレード等各種催物がくりひろげられ、
日本を代表する夏の風物詩として発展してきている。(平塚市役所のHPから)
この周りを一本入ると、飲食店が軒を連ねている。
当然どの店も満員。焼き鳥の煙、ビールのジョッキ、夏の夜。
さて、今年は一日少ない開催日数なので300万人はいったかな?
七夕祭りのあゆみ:(平塚市役所HPから抜粋) |
第 1回 | 昭和26年 | 10万人 | 人出、わずか10万人であった。当然、平塚市民だけ。 |
第 3回 | 昭和28年 | 20万人 | 七夕飾りは一段と豪華になり、竹飾りのトンネルが出現した。「平塚恋しや」(作詩西条八十、作曲上原げんと)を発表する。 |
第 5回 | 昭和30年 | 100万人 | 七夕まつりを全市に定着すべく、「一戸一本飾り付け運動」を展開した。 |
第 6回 | 昭和31年 | 130万人 | 年を追って華麗になった七夕竹飾り見学のため、外人観光客や全国各地から観光バスが訪れるようになった |
第 9回 | 昭和34年 | 130万人 | 竹飾り特選「皇太子御結婚」。パレードも多様になりミスワールド、ミスユニバース日本代表、ミス関東、京都祇園の舞妓がミス七夕とともに市中パレードを行った。 |
第11回 | 昭和36年 | 150万人 | 平塚七夕まつり竹飾りが仙台七夕に比肩されるようになる。 |
第14回 | 昭和39年 | 200万人 | オリンピック東京大会の開催の年にあたり、日本国中は観光ブームにわき、多くの観光客を集めた。ミス七夕市中パレードにはミスアメリカとミスロングビーチが特別参加した。 |
第17回 | 昭和42年 | 235万人 | 「七夕号」と名付けられた臨時電車42本が夏の夜空に映し出された湘南の七夕まつりを楽しむ見物客のために運行された。 |
第21回 | 昭和46年 | 350万人 | 「日本一の竹飾り」と銘打って、平塚七夕まつりの記念ハガキが発売され、七夕協賛として郵便創業百年記念郵便展が開催された。 |
第40回 | 平成2年 | 358万人 | 天候にも恵まれ、人出はそれまでの最高、358万人を記録した。また、40回を記念して友好都市から飛騨高山キャンペーンガール、ミス花巻、湘南各市町(鎌倉、藤沢、茅ヶ崎、寒川)からミスがパレードに参加し彩りを添えた。人気テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」や秋篠宮の御成婚を祝う竹飾りも登場した。 |
第43回 | 平成5年 | 361万人 | 今回より「湘南ひらつか七夕まつり」と名称を変更し、装いも新たに華々しく開催された。期間中は天候も安定し、また、7日を初日にしたことによる話題性からマスコミによるPR効果もあり史上最高の361万人の人出を記録した。竹飾りでは、皇太子さまと雅子さまの御成婚を祝う飾りやJリーグ人気を反映したサッカーをテーマとした飾りなどが登場した。 |
第56回 | 平成18年 | 270万人 | 期間が1日少ない4日間になり、人出は270万人。 全国からの観光バスは244台。 |
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