(静岡県・伊豆半島)
ここは中伊豆、「浄蓮の滝」
天城山中第一の大滝で、高さ25m・巾7m・滝壷の深さは15m。
新緑の山道を走り・・・
川端康成の小説「伊豆の踊子」で有名な、旧道の天城山隧道(通称:旧天城トンネル)
標高711mの天城峠にあり、明治38年(1905年)に開通。 国の重要文化財。
幅4.1m・高さ4.2m・長さ400mで、石造りのトンネルでは国内最長。
旧天城トンネルから15km走り、白浜海岸に出る。ここは、板戸浜の漁港だったかな?
更に12km程走り、外浦湾を見下ろす。
下田といえば「なまこ壁」
防火・防湿のため、竹で骨組を作り、その上に土を何回も塗り、そこに平瓦をはめ込み、
継目に漆喰を盛り上げて固めた土蔵造りで、その歴史は江戸時代に端を発する。
その漆喰の盛り上がり方が“なまこ”に似ていることから「なまこ壁」といわれる。
(と言うことだが、そうは見えないナー)
明治商家中瀬邸:
中では民芸品などを売っていた。
下田から松崎を通り、北上。
堂ヶ島に来て、洞窟めぐりの船に乗る。
能登半島・石川県珠洲市の“見付島(軍艦島)”の小型判、といったところ
あの洞窟に船が入る。
天然記念物「天窓洞」:洞くつの長さは147m
洞窟の中央は天井が丸く抜け落ち、光が差し込み、海の色が緑色に見える。
洞窟の中央、天井が丸く抜け落ちている
30km程走り、本日の宿泊地・駿河湾戸田(へた)漁港に到着
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タカアシガニは300メートルの深海に棲むカニで、世界最大。 毎年5月が食べ収めだが、小生、肉類が好みのため、あまり感激なし。 |
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翌日の朝食。味噌汁の鍋の中身はカニ、テナガエビなど魚類でいっぱい。 |
朝食後、車を東に走らせ、韮山(にらやま)に。
国指定史跡:「韮山反射炉」
嘉永六年(1853)六月ペリー来航により、幕府は江戸湾防衛のため、
品川沖に台場(砲台)を計画。その大砲を製造したのがこの反射炉。
遺跡:「蛭ヶ小島」
永暦元年(1160)十四才で当地に配流された源頼朝は、治承元年(1177)北条時政娘・政子と結婚。
同四年(1180)三十四才で旗揚げ。建久三年(1192)鎌倉幕府を開く(開府年に諸説あり)。
国重要文化財:「江川家住宅」
江川氏の遠祖は源氏武士であったが保元の乱(1156)に参戦し敗れ、従者十三人と共にこの地に逃れた。
江川氏は徳川時代初期より幕末に至るまで、代々幕府の世襲代官を勤めた。
中でも幕末の江川英龍は、大砲の鋳造・品川台場築造の計画等をすすめた事で知られる。
(案内板より引用)
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敷地内は五月の緑陰 |
現在の家屋の主家は室町時代(1334〜1573)に建てられた部分と、
江戸時代初期頃(1600年前後)に修築された部分とが含まれている。
ゆったりした一泊二日の小さな旅でした。
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