浅 草
「浅草観音金龍山浅草寺」界隈
平成20年1月12日(土)
天丼 大黒家 栗ぜんざい 梅園

久しぶりにに浅草に行ってきました。
先ず浅草と言ったらここ、「神谷バー」。
明治45年開業の日本初のバー。
秘伝の調合、オリジナル・カクテルの「デンキブラン」が有名。
高校生の時、飲んだけど、あまりおいしくありませんでした。
かつては萩原朔太郎らの作品にも登場する、ハイカラな文化人のたまり場となっていたとか。
現在はバーが1階、2階はレストラン、3階は割烹。

ご存知「雷門(風神・雷神門)」。最初の創建は天慶5年(942)。

しかし慶応元年(1985)焼失し、この門は昭和35年(1960)に「松下電器産業(株)=ナショナル」の、
故松下幸之助氏の寄付で再建されたもの。

「仲見世」は日本で最も古い商店街の一つ。

例の、人形焼きのお店で。

お参りをしてから昼飯は伝法院通りのあそこだよ。本日の第一目標!
あれ?えっ!もう、店の前に行列が・・・!ええーっ!
開店は11時30分のはずだ。
開店40分前なのに、雨の中なんと!!この行列!

ならば、お参りよりも
「天丼」が先だ。並ばなくちゃナラン。
「大黒家」:明治二十年創業。ごま油だけを使って、衣がきつね色になるまで揚げるのが特徴。
雨の中、じっと待つ。
店先までごま油の匂いが漂う。
空腹。寒い。

開店だ〜!
当然、海老が四匹のを注文。待つこと暫し。
創業以来の甘辛く、濃厚な丼つゆ!
見よ!海老天が真っ茶色だ。
神奈川県・小田原市の「だるま」もうまいが、それよりもかなり色が濃い。
一匹が横になり、その上に三匹が尻尾を上げて乗っている。
甘辛く、そして海老を四匹食べてもちっとも口の中が脂っこくないのだ!
それが老舗の実力!
たまらん!
勿論、カリカリの尻尾まできれいに全部食べた!
連れは海老二匹にかき揚げ。
お椀は“吸い物”を頼んだが、ちょっと塩味が強かった。

さて、腹ごしらえが出来て浅草寺本堂に向かう。

老若男女・善男善女が線香の煙を身体に浴びている。

「「浅草観音金龍山浅草寺本堂」

本堂内部。

そして隣の「浅草神社本殿」
東京の初夏を飾る「三社祭」で名高いが、やはり神輿が揃わないとなんとも寂しい。

「六区」・「花屋敷」なども回るつもりだったが、なにせ雨がつらく、
早々にデザートの“ぜんざい”を食べることにする。

「梅園」:創業は安政元年(1854)。154年前だー。
浅草寺の別院・梅園院の脇に店を開いたのが始まりで、屋号にしたんだそうだ。
ここも来てみたかった店だ。
名物の「粟ぜんざい」は、岡山の餅黍に半日かけて蒸し上げる十勝産のこしあんが絶品!!
永井荷風も好んだという。
が、餅が二個も入っていて肝心のぜんざいはほんの少しだ。
連れは「御膳汁粉」。
もう、満腹。
「播州赤穂」に続く
※

一言で結構ですので、ご訪問頂いた足跡をお願いします.
