うまいもの巡りの一人旅(4)
2008年7月19日(土)〜22日(火)
四日目:出雲崎〜小千谷
・小千谷:角屋「へぎそば」
4日目:7月22日(火)
ホテルのダイニング「アゼリア」で朝食。
今朝もやはりパンが食べたい。
「ホテル・ニューオータニ長岡」:
館内はもちろん、スタッフもすばらしいホテルでした。
8時過ぎ、出雲崎に向け出発。
352号線・気比宮あたり。
山を越えて出雲崎を目指す。
4日目の一人旅である。
車で気ままに、といっても事前に何処へ行って何を喰うかは決めてはいるが、動き回るのは楽しいネー!
9:20、出雲崎到着。
地名は、出雲の大国主命(おおくにぬしのみこと)が来臨したという故事による。
ここ、往時の「北国街道」である。かっては宿場町としても、また 佐渡金山の陸揚げ港としても繁栄した所である。
が、今はその面影はあまり感じられない。
「良寛」の生誕地でもあり、松尾芭蕉が“荒海や佐渡によこたふ天河”と詠んだ地としても知られる。
「出雲崎夕日ライン」:
“風雪除けの板塀”だ。本当の名前はなんと言うんだろう?
夏は穏やかな日本海も、冬の厳しさは住んだ人でなければ分からないんだろう。
柏崎市刈羽村に入る。
去年・平成19年(2007)7月16日午前10時13分の「中越沖地震」以来、“刈羽原発”は未だ再開できず運転中止のままだ。
柏崎市内に入ると、このような場所・道路・通信ケーブルなどの工事が随所で見られた。
柏崎市東条あたり。まもなく長岡市小国町に入る。
11:25。小千谷市・「角屋」着。本日の目的はこの“へぎそば”
明治二十二年(1889)創業。
テーブルに置いてあった。
「これ、何ですか?」
「アサツキです。薬味代わりに蕎麦を食べながらかじって下さい。でも、辛いですよ〜。」
どうしてもこの蕎麦を食いたかった!
そばのつなぎに布海苔(ふのり)を使って打ち上
げる。
”へぎ”は小千谷地方独特の呼び名であり、「剥板」を表している。
檜材を薄く剥いで折敷(おしき)を作り、その角盆の中に 一口そばを並べたものがへぎそばであ〜る。
そばは一人前では絶対足りないし二人前でもどうかな?
え〜〜〜い、「三人前!」
天ぷらも注文した。
そばの腰の強さはさすがです。
しかし、そばつゆは山形同様、あまい。
何故なんだろう?
辛いと想像していたが、山形も小千谷もあまいのだ。
ご存知の方、その理由を教えてください。
「アサツキ」はネギ・ニラの仲間だし、言われたとおり、辛かった〜!
4日間の旅を終え、昼過ぎ「関越自動車道」に乗る。
「練馬」出口から「環8」「第三京浜」「横浜新道」「新湘南バイパス」経由で4時15分、無事平塚に帰って参りました。
4日間の全行程:1,280.5km