「横浜中華街」

2008.9.26(金)

 

9月26日(金)、午前中で仕事を強制的に終え、午後は横浜カメラ散歩に出かける。
「横浜中華街」の小さな公園にある“こま犬”(いや、獅子かな?)とバックは中国建築様式の「會芳亭」




 「関帝廟(かんていびょう)」は団体観光客の記念撮影場所で、相変わらず混んでいる。




 19世紀、海外移住する中国人の急増に伴い、世界各国にチャイナタウンが形成され、
「関帝信仰」の象徴として「関帝廟」が建立されていった。

 横浜でも安政六年(1859)の開港に伴い、明治六年(1873)「関帝廟」が建立された。
しかし関東大震災で消失、再建後も第二次世界大戦、その後も昭和61年(1986)には不審火で焼け、
現在のは平成2年(1990)の第4代。




 廟内に入る。この線香がとても太い。




 「関帝廟」に祀られているのは、約1800年前(西暦200年前後)の後漢、三国時代にかけて活躍した実在の武将・関羽だ。
乱世をただすため、関羽劉備・張飛と義兄弟の杯をかわし、「我ら天に誓、我ら生まれた日は違えども、死すときは同じ日同じ時を願わん」,
の“桃園の誓い”のもと義勇軍に参加し黄巾賊征伐に立ち上がった。




 武将であった関羽は「武神」としての崇拝の他に、生涯を通じて厳格に「忠義」を貫いたことから“約束を守る”ことのシンボルとなり、
信用を重んじる商人の間で「商業神」として崇拝されるようになった。

「横浜関帝廟」は建立されてから130余年、先僑たちの苦難と団結を礎とし、「関聖帝君」は横浜中華街を見守りつづけている。




 さて「中華街」に来ると、昼はどうしても“大通り”のここ、「同發本館」




 いろいろメニューはありますが、平日の昼しかやっていない「香港式午餐」を頼みます。




まず 「叉焼(チャーシュー)=焼き豚」
決して今流行のとんこつラーメンに乗っている、通称“チャーシュー”という名の柔らかな“煮豚”ではアリマセン。

しっかりした歯ごたえの「本物の“焼き豚”」「皮付き豚バラ肉の焼物」のセット。
「叉焼」は甘く、「皮付き豚バラ肉の焼物」は皮がパリっとして塩味。
とにかく焼き物の「同發」と言われるくらいだから、うまいのなんの!




 「鹵味(モツ盛合せ)」:
これがまた“八角”が利いて醤油ベースの味なんだが、とにかく一度食べてみてください。
モツの臭みなど一切なし。
その味だけではなく、歯ごたえがたまりません!




 そしてこれはランチメニューではないが一品料理の「海鮮とエリンギの炒めもの」
野菜もシャキっと炒められ、甘めの味付けで、ゆるい水溶き片栗粉でとじてある。




 スープは本日「ワンタン」でした。豪華!
 これだけ食べると満足です。




 店内から外を見る。
色んな焼き物がぶら下がっているが、アヒルはもう残り三羽になってしまった。
昼から良く売れてるねー、今日は。

遅い昼飯の後、「山下公園」を散歩する。

 (続く)


「横浜カメラ散歩(2):山下公園から日本大通リ」に続く


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