2008.12.7(日)



 「貴柳庵」で十二月の「喰切料理」を堪能して参りました。

昼のコースです。
先ずは「前菜」そして「毛蟹」。「前菜」の海老の頭薄衣揚げが、香ばしく、うまかったー。




 「吸物」:松茸土瓶蒸し。鱧・銀杏・海老・三つ葉。




 「造里」:土佐醤油で。




 「焼物」:鴨南蛮八幡巻。




 「煮物」:鯛と蕪の煮合わせ、針柚子。
これが一番おいしかった! 味噌仕立てで手間暇かけて造った椀。お代わりをしたかった!




 「酢の物」:木練柿釜盛り。
これが、これが、酸っぱくないんですよ! お酢嫌いなワタシが何の抵抗もなくすいすい箸が進む。
本物のお酢はピリピリ感じないんです。

柿、もちろん食べちゃいました、手でつかんで。




 奥で誰か三味線を調弦している、と思ったら主人が出てまいりまして、
「大川(隅田川)の屋形船で、こんなの聴いたことあるでしょ。」と爪弾いてくれましたが、
当方屋形船に乗って粋な遊びをしたことがないのでトントわかりません。




 「寿司」:お稲荷さんに、アレッ!と思うものが入っておりました。




 そうこうするうち、魯山人の話になったら自慢の魯山人の焼物“馬上盃”!




 “この銘が目に入らぬか〜!”




 更に「箸置き」:本に載った、そのものだそうだ。




 「甘味」:りんごです。


やはり、たまには本物の和食を食べたい!
本物の和食は日本の家庭なら本来アタリマエにあるはずが、逆に家庭では造れない、本物の食材が手に入らない。
手間暇かけて造られる本物の醤油・味噌・酢は大変高価になってしまった。

今や日本には世界中から色んな食材が入って来る。
和食のみならず、ステーキ・ピザ・焼肉・フレンチ・イタリアン・中華料理・ビール・ワイン・チーズなど食べ物が豊富だ。
その分、家庭で本物の和食を食べられなくなってしまった。


「小田原 魚市場食堂」に続く


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