2009.7.19(日)
江戸時代、海路での大山詣を始め、漁業・海運・商業の要所として「須賀千軒」と言われるほど平塚の須賀の町は栄えた。
須賀港に船で着いた人達はすぐ「三嶋神社」に参拝し、道中の守護と無事を祈願した。
その「三嶋神社」の「浜降祭」が“千石河岸”と言う町名が今に残る浜で19日(日)、午後4時から行われた。
「浜降祭」は隣りの茅ヶ崎市の方が有名だが、33神社で38基の神輿が出るので1神社1神輿の割合だ。
その茅ヶ崎は、市全体の神社の参加だが、ここ平塚市は三嶋神社1社だけの祭りで神輿が7基が出る。
各町内を回り、住民の罪や穢れを背負った神輿が、その禊(みそぎ)をするために、海に入る。
町内毎の神輿が一基一基、海に入っていく。
担ぎ手はその責任を担って、荒海へ。
大波が来る!
神輿も傾く。
担ぎ手も必死だし、撮る方もつい夢中になってしまいます。
カメラの一台は肩からぶら下げ、一台は手持ちだけれど、
波が来るたびカメラを頭の上までバンザイの格好で持ち上げないとザブンとかぶってしまいそうで・・・。
膝から下まで海に入って撮ってました。
靴の中まで砂が入り、カメラは正面から“霧吹き”でシュっとされたように波しぶきを浴びたり、まあ、大変でした。
ここまで海につかりながら、町民の皆を代表して“禊”をする「浜降祭」です。
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