2009.7.20(月)“海の日”

 「日本丸」は昭和5(1930)年に建造された商船学校の練習帆船。
昭和59(1984)年まで約54年間活躍し、地球を45.4周する距離(延べ183万km)を航海し、
11,500名もの実習生を育ててきた。
昭和60(1985)年4月より、みなとみらい21(MM21)地区の石造りの横浜船渠第一号ドック(国指定重要文化財)に係留保存され、
現役当時のまま保存し一般公開されている。
(「帆船日本丸」のHPより引用)



その「日本丸」で7月20日(月)の“海の日”に“総帆展帆(そうはんてんぱん)”が行われた。
始まる前から、既に大勢の人。




TVも勿論取材だ。




 “総帆展帆”つまり、29枚(畳1,245 枚分)の帆を一斉に張ること。




10時30分過ぎ、大勢の見物客の見守る中、マストに登り始める。




 4本のマストにどんどん登っていく。




 メイン・マストは水面から46メートル !




 舳先に立つ人の「海の日、お・め・で・とーーーーー!」の掛け声で、皆、一斉に・・・・・。




「お・め・で・とーーーーーー!!」
声を張りあげている女性のなんと多いことか!




 一本のロープを足場に、ブームに結ばれている帆のロープをほどいていく。




 慣れているんだろうが、よく怖くないナー。

しかしこの初代「日本丸」は係留されているから動かないが、
実際の航海中は大海原で船は大波に上下し、左右に振られ、
風の中での作業だから本当に命がけだったろう。




約100名の人が一斉に行う作業だ。
どんどん帆が降ろされていく。




 “総帆展帆”されて、なお、“満船飾(まんせんしょく)”と言って、
船でお祝いのときに国際信号旗(船の通信に使用する旗)を掲揚することまでされた。

展帆作業は1時間ほど。

尚、この “総帆展帆”は、ボランティアの方の協力を得て行われている。




 (現役時代の日本丸。写真は「帆船日本丸」のHPより引用)

帆船日本丸仕様
 船種 帆船(4檣バーク型)
 用途 練習船
 定員 138名(練習船時代196名)
 総トン数 2,278トン
 全長 97メートル
 幅 13メートル
 平均喫水 5.3メートル


「平塚八幡宮 ぼんぼり祭り」に続く

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